3月10日(水)、東大先端研 地域共創リビングラボと東急プラザ渋谷が共催する「大人のための教養講座」をオンライン開催いたしました。
第4回目の今回は、東大先端研の牧原出先生が登壇し、「人口減とコロナ禍の都市経営 東大先端研リビングラボ・リーダーズ会議をめぐって~渋谷vs.神戸~」をテーマに講義を行いました。
前半は、人口減だけでなく若年層の減少が加速する未来に訪れる危機と、解決に必要な自治体政策をご紹介いただきました。
それでも残された課題として、いかにして地方自治体が現場を横断的に結び現実的な「地域の未来予測」を立てるか、また今後の「地方自治」の在り方はいかなるものか、という政治行政システムの観点を踏まえた2点を指摘されました。
後半は、昨年10月に神戸市長 久元喜造氏と渋谷区長 長谷部健氏をお迎えしオンライン開催された「東大先端研 地域共創リビングラボ リーダーズ会議」を題材に、各自治体が取り組むコロナ禍の都市経営について解説いただきました。
まちの「型」や首長の「色」の違いから「まちの風合い」が特徴的な2自治体でしたが、地域の未来予想や地方自治のあり方については、共に多様な人材とのスクラムによって導きだそうとする試みがあることも紹介されました。
リーダー×リーダーの対話は知的刺激にあふれ、我々に新たな「気づき」をもたらします。今後は、様々なリーダーとの対話に展開することを計画されているそうです。
これまで「大人のための教養講座」(全5回)では、先端研でユニークな研究を行う様々な先生方に講師としてご登壇いただき、みなさまに学びの機会をご提供して参りました。いよいよ次回が最終回となります。ぜひお楽しみに!