長野県小布施町は、町並み修景事業やオープンガーデンなど、先駆的なまちづくりで知られています。人口約1万人の県内では最も小さな町に、年間100万人以上の観光客が訪れています。そうした観光客の多い町中心部に対し、栗や果樹の広がる周縁部の農村集落では農業や自治の担い手不足など、多くの地域課題を抱えています。2016年より「東大先端研・小布施町コミュニティ・ラボ」を設立し、空き家調査や土地利用調査、暮らしや都市計画制度に関わる調査など、持続可能な地域コミュニティの実現へ向けた実践的研究に取り組んでいます。